−犬をあらおう!−

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犬をあらおう
++看板犬の私生活++
マリにする?
コジにする?
フーにする?
一般的に犬は「くさい」「汚い」「ノミがいる」と思われがち。
でもそのままでは、わんたちの社会的地位の向上は望めませんよね。
普段から手入れをして、見た目にも清潔で、健康にすごせるように。それは飼主の務めです。
難しいカットやトリミングは無理だけれど、自分のわんを自分の手で愛情かけて、きれいにしてあげましょ。
お手入れの方法の一例をご紹介してゆきます。

犬の種類はたくさんあります。犬種により毛質、長さ、密度などさまざまです。
また、これらの状態は個体差もあり、生まれつきあるいは生活環境などで変わる場合もあります。
ですから、全てのわんちゃんを同じように扱えばよいかというと、そうではないことも覚えておいてください。

「さて、これからうちのわんをシャンプーするぞ」という
前にトイレに連れ出しましょう。
しばらくの間、自由を奪われるわけですから。

トイレからもどったわんを
ブラッシングします。
大概のわんは
スリッカー(a)でとかします。毛の長いわんや細いわんはピンブラシ(b)、コーム(c)などを使います。
いずれの場合も丁寧に少しずつ、
毛玉などはひっぱたりせず、手でほぐしながらとかします。
あまりにも大きな毛玉の場合、最悪切らなければならないわけですが、毛に垂直にハサミを入れるのではなく、
毛の流れにそって何箇所か切り、コームなどですきとります。足元から徐々に上をとかしてゆきます。

a スリッカー

b ピンブラシ

c コーム
ブラッシングが終わったら、全身にお湯をかけます。お湯の温度は自分の手にかけてみて、ぬるいくらいに。
毛の根元までよくお湯を浸透させます。
次に
肛門線をしぼります。肛門の下のぷくッと膨らんだ部分を、下から上に(肛門の中心に)向かってきゅっと絞ります。
とろ〜っと出てくる子と、ぴゅっと飛び出す子がいるので、覗き込んでいると、
くさ〜い液をかぶることになるので、気をつけてくださいね。
慣れないと難しいので無理な場合は、時々獣医さんなどで絞ってもらうとよいです。
わんの美容院に定期的に連れて行っている場合は、必ず絞ってくれているので大丈夫。

シャンプー液はそのまま使うものもありますが、
ほとんどのものは薄めて使います(使用方法をよく読みましょう)。
何を使ってもOKという子もいますが、なかなかあうシャンプーに出会えないこともあると思います。
シャンプー選びは難しいですよね。
できるだけ、刺激の少ないシャンプーを選んであげましょう。
シャンプーを体全体かけ、よくあわ立て、毛を軽くもみながらやさしく洗います。
乱暴にひっぱたり強くこすると毛や皮膚を傷つけてしまうこともありますので。
必ずしもよく泡立つシャンプーばかりではないのですが、とっても汚れていて泡だたないこともあるので、
指で触った感じで、まだ油っぽいようでしたら2度洗いをしましょう。
顔を洗わないという方がよくいらっしゃいます。でも顔もちゃんと洗ってあげてください。
顔に水がかかるのを嫌がる場合は
スポンジや小さいタオルなどで少しずつ洗ってあげると意外と大丈夫。(photo1)

photo1
モデル 
内藤ダイヤくん

photo2
耳も裏表を洗います。汚れて、油っぽくなりやすいので指先で丁寧に洗います。
特に
耳と毛の境目はよ〜く洗いましょう。(photo2)
お腹、足先、足裏など洗ったら、お湯で流しましょう。頭の方から下に流してゆきます。
耳を流すときは耳の中にお湯が入らないように注意して、しっかりすすぎます。
注意することは、
とにかくシャンプー液を体に残さないように、よくすすぐことです。すみずみまできれいに流します。

しっかり流せた後、今度はリンスをしましょう。
「犬にリンスー?」と思われ方もいらっしゃると思いますが、ぜひリンスをしてあげてください。
なぜリンスをする必要があるのかには、手触り・櫛どおりをよく、毛切れを少なくするなどいくつか理由がありますが、
毛の長さや質によってはあまり関係なく思われるでしょう。
でもなんといっても
静電気の発生をかなり抑えることができるというのは、全てのわんちゃんに共通のメリットではないでしょうか。
冬の乾燥した空気の中でわんちゃんに触れたとき、お互いに痛い思いをするだけではなく、
静電気を体にまとわりつかせているということは、汚れを常に吸い寄せているわけですから。

リンスも使用方法をよく読んで、適濃度にうすめて全身の毛によくもみこみ
軽くお湯でながしましょう。
手で体の水気をよく絞り(あるいは払い)、タオルで水分をふき取ります。

次にドライヤーで毛を乾かしてゆきます。ドライヤーが嫌いなわんは多いですよね。
でも全てそうなのですが、
嫌がるからとやめていたら結局、いつまでたってもやらせる子にはならないので、
騒いでも
毅然とした態度で最後までやり遂げましょう。
比較的嫌がらなくて、顔から遠い後ろの方からはじめるとやりやすいかもしれません。
ドライヤーで乾かすときも、
スリッカーやピンプラシなどを使って毛の根元からしっかり伸ばすように乾かしてゆきます。(photo3)
スリッカーを使うときは、皮膚をこすらないように注意してください。
毛の根元から毛先に向かってピン先を逃がすように使いましょう。
また極端に毛の短い子は手で乾かせばよいでしょう。下手にスリッカーなどを使うと皮膚を傷つけてしまいますので。

毛の
長い子・細い子耳の下や脇の下、尻尾を特によくとかしながら乾かします。
生乾きのままにしておくと、毛玉になりやすいところですから。
お腹など乾かしにくいところは、前足をもって立たせたり、場合によっては横に寝かせてもやりやすいと思います。(photo4)
いずれの場合も、犬の
関節の曲げ伸ばしに逆らった向きに無理に引っ張ると嫌がりますので気をつけて。

photo3

photo4

photo5
きれいに乾かすことができたでしょうか。
最後に耳掃除、爪切りも挑戦してみましょう。耳掃除も爪切りもシャンプー前・後どちらでもかまわないです。
耳掃除には、カンシに綿を巻いたもの(photo5)や綿棒を使いますが、普通の家にカンシはなかなか無いと思いますので、
綿棒で十分だと思います。いずれの場合も無理にゴシゴシこするのではなく、やさしく汚れをとります。
強い臭いがしたり、黒いべったりした、あるいはポロポロした耳垢がたくさんでるときは、
病気も考えられますので、早めに獣医さんに診せた方がよいでしょう。
また、耳の中に細い毛がたくさん生えているときは、抜いて風通しをよくしてあげます。
指で抜けるようならつまんで抜いてあげましょう。滑ってつかみずらいときは、
ベビーパウダーなどをふりかけるとやりやすくなります。

爪切りは嫌いなわんちゃん、多いですよね。でも嫌がるからと放っておくと、爪はただ伸びるだけでなく、丸まってきますので
肉球を傷つけたり、歩くことにも障害が出てきてしまいます。
散歩によく出かけるわんたちは、うまい具合に鑢がかかっていますが、それでも親指、狼爪は切る必要がある場合が多いでしょう。
ひとりで難しいときは、誰かに抑えてもらったりするとやりやすいです。
ご存知の方も多いと思いますが、爪の中には血管が通っています。白い爪は透かしてみると、ピンク色なのでわかると思います。
黒い爪はわかりにくく、怖いですよね。少しずつ切りながら、切り口をみてみましょう。
ちょうど、スパゲティを堅めにゆでたときの断面のように、
中央に周りとは違う白い部分が見えてきたらもう十分だと思います。

どうですか。自分でやっても意外に簡単でしょう?ぜひ飼主さんの手できれいにしてあげてくださいね!